「スタジオジブリ・レイアウト展」
大阪のサントリーミュージアムに「スタジオジブリレイアウト展」を観に行ってきました!「レイアウト」とは、背景とキャラクターの位置関係、動きの指示、カメラワークの有無やスピード、情報処理など映画で表現されるすべてを一枚の紙に描いた「設計図」(展覧会図録より抜粋)のことです。会場にはスタジオジブリ作品と高畑勲・宮崎駿両監督が手がけた数々の「レイアウト」が1300点も公開されていました。
会場に入るとまず目に飛び込んで来たのは、絵ではなく人でした。ムスカの台詞が口から出てきそうなぐらいの人混みで、ジブリの人気の高さが伺えます。とにかく1番始めの『風の谷のナウシカ』は1番最後に観ることにしました。
今回展示されていたのは下記の作品です。
- 風の谷のナウシカ
- 天空の城ラピュタ
- 火垂るの墓
- となりのトトロ
- 魔女の宅急便
- おもひでぽろぽろ
- 紅の豚
- 海がきこえる
- 平成狸合戦ぽんぽこ
- 耳をすませば
- On Your Mark
- もののけ姫
- ホーホケキョ となりの山田くん
- 千と千尋の神隠し
- 猫の恩返し
- ギブリーズepisode2
- ハウルの動く城
- ゲド戦記
- 崖の上のポニョ
- アルプスの少女ハイジ
- 母をたずねて三千里
- 未来少年コナン
- 赤毛のアン
- ルパン三世
- じゃりン子チエ
- 名探偵ホームズ
列挙すると本当にすごい。『紅の豚』あたりからは線に迷いがなくて、サラっと描いてそうに見えるのに絵としてもすごいクオリティでした。ただ、1枚1枚をガン見するのは控えた方がいいかもしれません。酔った。
個人的に見応えを感じたのは、乗り物などの機械ですね。『となりのトトロ』の森や田舎の風景も素敵だったけど、『紅の豚』の飛行艇や『ハウルの動く城』の動く城は観ていてテンションがダダ上がりでした。すげーなんコレー
見終わるころにはフラッフラになるくらいの疲労感を与えられるくらい充実した展覧会内容でした。次は徳島に巡回予定とのことなので、近い方はぜひ行ってみてください。
ちなみに、大阪のサントリーミュージアムは2010年末での休館が決定しています。京都での大学自体から、『ディック・ブルーナ展』『田中一光回顧展』『ロートレック讃歌』『GUNDAM展』『ミュシャ展』『ディズニー・アート展』など、数々の話題性が高い企画展でスマッシュヒットを飛ばしていたサントリーミュージアムが休館ということで、ショックが大きいです。
2010年末までに気になる展覧会があれば、なるべく足を運んできます。
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